パッケージデザインに使われることの多い筆文字について調べる実験です。 今回は筆文字を人に例えて、言葉の意味と書体の雰囲気を合わせることを意識しながら書きました。
Creative Lab:書道とパッケージデザインの関わり 01
普段ならふわっとしたイメージから書き始めますが、最初に言葉を決めて意味合いを確かめながら人に説明できる筆文字を目指しています。(文字に「茶」を選んだのはお茶が大好きだからです)
パッケージの仕事では筆文字を社外の人に依頼する場合があり、 あいまいなイメージだけを伝えると、デザインに合わない書体が出来上がることもあります。 人に例えながら自分の中で考えることで、文字のイメージを明確化できると考えました。 また、同じ文字で様々な書体を書き溜めていくことで、 書体見本帳として円滑に仕事を進められるツールにすることも想定しています。
今後も時間があれば書いたことのない「茶」を模索したいと思います。
次回はこの書体を使って、パッケージとの関わりについて考察していきます。
Shiro Yonemori / Designer