Creative lab: CAMELABは、「逆」をテーマにしたカメラを使った実験室です。
一瞬を切り取る写真は、自分のコントロールが及ばないから想像どおりにはいかない。
同じものは2度と撮れない。どんな画面が現れるのか?
Creative Lab: CAMELAB Vol.2
2回目は「ブレ」をテーマにいろいろ試してみます。
写真撮影の天敵であるブレ。いつもは脇を締めて、息を止めて、ブレないように細心の注意を払っていますが、今回は逆にシャッターを押しながら、大胆に動いてみます。
まずはオフィスエントランスの電飾サインで試してみました。
横方向に動かすと、スピード感が出てアジャイルなロゴに。
縦方向に動かしてみると、ホラー映画のようなオドロオドロしい印象に。
円形に動かしてみると光の軌跡がスクリプトのようでエレガントに。
自分の手や体を使って動くことで、機械的ではない有機的な光の軌跡が現れました。
被写体を動かしてみる
普通の笑顔よりも、抑えきれない楽しさ!という感じ。
全体ではなく一部にブレ効果を作ることで、非日常的なおもしろさが生まれました。
通常は動かないもの、動きを必要としないカットの一部に大胆なブレを加えることで、同じ被写体でも全く違う印象に。
中途半端なブレはブレのままですが、大胆な動きには新たなエモーションが生まれ、少しクセのあるおもしろさを発見しました!
Shohei Soeda / Designer